「大好きな人と1秒でも長い時間を一緒に過ごしたい」
そんな時に考えるのは同棲ではないでしょうか。
しかし同棲生活は結婚できない、女性にデメリットしかないと否定的な意見も多く、中々踏み切れない方も多いと思います。
私は結婚前に約1年間の同棲生活を送りましたが、結論としては結婚前に同棲しておいて良かったと感じています。
この記事では同棲するメリットとデメリット、私の同棲体験をもとにした結婚前に同棲する際の注意点を紹介します。
結婚前に同棲しようか悩んでいる社会人カップルの皆さんの参考になれば幸いです。
同棲のメリット
一緒に過ごせる時間が長くなる
私たちの場合は休みが合わない社会人同士でしたので、デートの時間どころか一緒に過ごす時間すらあまり取れませんでした。
基本的には毎日連絡を取るようにしていましたし、お互いに仕事が優先と思っていたので特に不満はありませんでしたが、同棲を始めてからは家に帰ってきてからの時間を一緒に過ごすことができるようになりました。
家に帰ったら好きな人が居て、顔を見て話せること。
それだけで心が安らぎましたし、幸せだな~と実感することもできました。
相手の生活習慣、価値観を知ることが出来る
お風呂に入る時間は朝?夜?
朝ごはんは食べる?食べない?
些細なことですが、内容次第では喧嘩に繋がることやどうしても我慢できないこともありますので、お互いに擦り合わせておきましょう。
また、性格・価値観の不一致は離婚の原因としてよく聞きますが、同棲することによって「結婚してから初めて知った!!」となることをある程度防ぐことができます。
お互いの価値観のずれは擦り合わせることのできる程度のものなのか。
特に金銭感覚の違いは結婚後に苦労することになりますので、同棲中にきちんとチェックしておきましょう。
お金が貯まる
2人とも一人暮らしをしている場合、一緒に住んでしまった方がお金が貯まります。
私たちは結婚式の費用として、同棲期間中の1年間で100万円以上貯めることができました。

本来かかるはずだった生活費をそのまま貯金するだけで、今後かかってくるであろうライフイベント費用の足しにすることができますよ!!
同棲のデメリット
赤の他人同士が共同生活を送る以上は相手の嫌なところも目の当たりにしますし、メリットだけでなくデメリットも勿論存在します。
予めデメリットを理解しておけば、回避方法を考えることができるのではないでしょうか。
生活習慣や価値観の違いから衝突が起こる
相手の生活習慣や価値観を知ることが出来るというのはメリットである反面、デメリットにもなり得ます。
衣類が裏返しのまま洗濯機に入っていたり、脱ぎっぱなしで丸まっていたり…。
生活習慣が違うので、初めの頃はイライラすることも多かったです。
私の場合は早々に諦めて裏返しの衣類はそのまま干し、脱ぎっぱなしで丸まっている衣類はそのまま1か所にまとめて置いておくことにしました。
恋人と言えども育ってきた環境は全く違うのですから、生活習慣や価値観は違って当然。
半年もすれば相手の生活習慣や価値観は大体把握できると思いますので、どうしても許せない部分は相手と話し合いましょう。

ここでのポイントはどんなにイライラしていても、相手の生活習慣や価値観を絶対に否定しないこと。
伝え方にさえ気を付ければ相手も聞く耳を持ってくれるはずですよ!!
結婚のタイミングを逃す
結婚前の同棲を反対する方が一番心配していることは、結婚のタイミングを逃してしまうこと。
ダラダラと同棲を続けることによって、結婚するタイミングを失ってしまうパターンです。
男性からしてみれば、結婚して責任を取らなくとも家事の面でも金銭面でも楽ができる同棲はメリットだらけ。
当然、結婚しなくても今のままで良いやと思ってしまいますよね。
そのため同棲の目的と期限を明確にして、無意味な同棲には時間を使わないように気を付けましょう。
同棲をする際の8つの注意点
デメリットでも紹介したように結婚のタイミングを逃すと言われますが、私は同棲生活を経て結婚しているのであまり不安にならなくて大丈夫です。
同棲生活をする際に私が気を付けたことを紹介していきます。
同棲の目的と期限を明確にしておく
自分と相手の同棲の目的は同じでしょうか?
結婚前のお試し同棲なのか、結婚はまだ考えていないけれど少しでも長く一緒に居たいから同棲するのか。
相手に直接聞けない関係性であったり、そもそもこの価値観が相違しているのならまだ同棲はやめておいた方が良いと思います。
結婚前のお試し同棲であれば、ダラダラと同棲を続けないためにも「1年後に結婚する」「○月○日に入籍する」等期限を決めて同棲するようにしましょう。
親への挨拶を済ませておく
私の母親は「成人なのだから自己責任でどうぞ」と言ってくれましたが、親世代では「結婚前に同棲なんて!!」と仰る方がまだまだいらっしゃいます。
しかし、結婚前の同棲に反対している親御さんでも、結婚を前提に期限を決めてお試し同棲をすることに対しては認めてくださる方が多いように見受けられます。
結婚を見据えた同棲なら、今後のためにも双方の親御さんへの挨拶も済ませておくと良いでしょう。
同棲中の費用分担を決めておく
私たちは「彼の給与で生活し、私の給与は全て貯金。別れることになった場合は一緒に貯めたお金を半分ずつに分ける。」と決めてから生活を始めました。
金の切れ目が縁の切れ目という言葉もあるくらい、お金に関することは後々絶対にトラブルの原因になります。
結婚を考えていても生活しているうちに破局をする可能性はあるので、お金に関しては絶対にお互いが納得できるルールを決めましょう。
間取りは2部屋以上の物件がおすすめ
どんなにラブラブであっても一人になりたい時もあるでしょう。
また、一緒に生活をしていく中で大喧嘩をする時もあると思います。
そんな時1部屋しかないとどちらかが不自由な思いをすることになり、不満にも繋がります。
ですので同棲を始めるにあたって新たに部屋を借りる際は、間取りは2部屋以上ある物件を選びましょう。
住民票は2人とも世帯主として登録する
住民票は必ずしもどちらかを世帯主にしなければならないという決まりはないので、2人とも世帯主になることが可能です。
仮にどちらか1人を世帯主にした場合、住民票には同棲相手の名前が載ってしまうので職場へばれてしまいます。
また、もし別れた際は相手が市外へ引っ越さない限り、訂正線で消されるだけで残ってしまいます。
このようにデメリットがあってもメリットはないものなので、よほどの事情がないかぎりは2人とも世帯主になっておくことをおすすめします。
家事は分担しすぎない
分担する派としない派に分かれますが、我が家では結婚した今でも家事の分担はしていません。
夫は率先して家事に参加してくれるタイプなので、気が付いた方がやれば良いというスタンスです。
相手が疲れてそうだなと感じたら、率先してやれば一緒にゆっくりできる時間も確保できますよね。
それに毎日を過ごす中で、仕事が忙しくて疲れて帰ってくると家事をサボりたい日だってあると思います。
きっちりと分担してしまうとサボれないですし、「どうしてやってくれないの!?」と喧嘩の原因にもなるのです。



相手に期待しない
「言わなくてもわかるでしょ」と怒る女性。
「言ってくれないとわからない」と困る男性。
相手に期待して期待通りにならなかった時、がっかりしてしまいますよね。
がっかりした時の感情はほとんどが相手への怒りに変わり、喧嘩に発展してしまうことも少なくありません。
もし自分が相手から勝手に期待されて、いきなり怒りをぶつけられたらどんな気持ちになるでしょうか。
大切なことは相手に期待しないこと。
相手への思いやりは忘れずに、お願いしたいことはきちんと伝えましょう。
感謝の気持ちを伝える
最後に一番大切なこと。
洗い物をしてくれたり、冷蔵庫から飲み物を取ってくれたり。
相手が自分のために何かをしてくれた時は、私たちはどんなに些細なことでもありがとうと伝えるようにしていました。
忙しさや照れくささから、感謝の気持ちを相手に伝えていない方も多いのではないでしょうか。
それどころか同棲への慣れから、感謝の気持ちを忘れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一緒に生活をしていく上でやってもらって当然のことなんて何1つありません。
「感謝の気持ちを持つこと、そして伝えること」は絶対に忘れないでください。
最後に
結婚前の同棲は、相手と価値観を擦り合わせることができなかった際に別れることを検討できる最後の機会でもあります。
実際に結婚してみたら相手が全然家事をやってくれなかったり、一緒に生活をする上で支障が出るほどの浪費家であったり…と、一緒に住んでみて初めてわかることも沢山あります。
幸せになるはずの結婚で後悔をしないためにも、結婚前に相手の生活習慣や価値観を知っておくことはとても大事だと思いますし、そのためのお試し同棲期間は私は必要だと思っています。


