マタ旅と呼ばれ、その危険性から意見が賛否両論分かれる妊娠中の旅行。
マタ旅の危険性を知った私は、妊娠前に計画を立てていた国内旅行を全てキャンセルすることに…。

しかし、主治医に相談したところ、私の場合は経過も順調だったため安定期には近場の温泉でのんびり過ごす小旅行ができました。
この記事ではそんな私の体験談をもとに、旅行当日の持ち物リストや旅行中に感じたことを紹介します。
これからマタ旅を検討している方は参考にしていただけますと幸いです。
この記事はマタニティ旅行を推奨するものではありません。
必ず主治医に相談のうえ計画を立ててくださいね。
私のマタ旅レポート
温泉が大好きな私が行き先として選んだのはもちろん温泉!!
夫の上司からは「妊婦さんが温泉に入ったらだめだよ!」と叱られましたが、主治医からは温泉へ行くことに関して、特に注意は受けませんでした。

気になって調べたところ、昔は禁忌症として記載されていたのだとか。
2014年に改訂され禁忌対象からは外されているので問題ないそうです。
旅行計画を立てる際は、いつも通っている病院から2時間以内の日帰り可能な近場を選びました。
また、一般的に安定期は27週までと言われていますが、妊娠後期に近づくほど自分の身体には負担がかかるもの。
妊婦健診の間隔が4週間に1回から2週間に1回に変わる、24週以降は旅行計画を立てないように注意しました。
以下、私のマタ旅レポートとなります!!








地元は千葉県、現在は神奈川県在住である私としては、近すぎて宿泊を考えたことがなかった温泉地がほとんど。
近場にこんな素敵なお宿があるなんて!と新しい発見もありました。
旅行当日の持ち物リスト
心配だからと言って、あれもこれもと持っていくと荷物は増えていく一方。
実際に私が旅行当日に持って行った、最低限の必需品をまとめました。
あったら便利だろうなと感じたものとあわせて紹介しますね。
必需品
着替えとは別に、実際に私が持って行ったものです。
- 母子手帳
- 診察券
- 保険証
- エチケット袋
- 体温調整しやすいもの
以上の5点は必ず持っていくことをおすすめします。



私は持っていなかったのですが、自己判断で市販薬を飲むことはできないので、処方されている薬がある場合は少し多めに持っていくようにしましょう。
母子手帳
妊娠中であることを伝えるためにも、母子手帳は必ず持って行ってください。
そして必ず緊急連絡先の欄を記入しておきましょう。
あわせて血液検査の結果がわかるようにしておくと良いと思います。
私のかかりつけの病院では血液検査の結果を母子手帳に貼付してもらえますが、恐らくこれはサービスでやってくださっていること。
かかりつけ以外の病院に行かなければならない状況となる場合のことを考えて、事前に検査結果のコピーを母子手帳に挟んでおくことをおすすめします。
診察券
旅行中に体調を崩し、かかりつけの病院へ向かう可能性があります。
スムーズに診察を受けられるよう、普段妊婦健診を受けている病院の診察券は持ち歩くようにしておきましょう。
万一、現地の病院で診察を受けることになったとしても、これまでの妊婦健診の経過を問い合わせてもらう際に役立ちます。
保険証
妊娠・出産に関しての費用は健康保険を使うことはできませんが、旅行中に転ぶなどして怪我をする可能性も。
診察はしてもらえると思いますが、その際の医療費は保険証を持っていなければ全額自己負担となります。
後日、健康保険証を持って窓口へ行けば差額は返金してもらえますが、わざわざ旅行先の病院の窓口まで行くのは時間もお金もかかりますよね。
私は旅行時にいつも持ち歩くようにしていますが、持ち歩いていない方は念のために持っていくようにしましょう。
エチケット袋
普段はあまり乗り物酔いをしない方でも、妊娠中は体調が悪くなることも…。
その他にも濡れてしまったものを入れたり、ゴミ袋代わりに使用したりと何かと重宝します。
とにかく中身が見えない袋なら何でもOKなので、ポリ袋に中が見えないように紙袋を被せた、簡単なもので大丈夫。
荷物になるものではないので、鞄に数枚入れておくようにしましょう。
体温調節しやすいもの
妊娠中はホルモンバランスの影響で体が冷えやすくなるのだとか。
旅館やホテル、移動中の車内などの冷房で体を冷やさないよう、ブランケット、靴下、カーディガンなどの体温調節しやすいものは必須です。
私の場合、旅行した時期が冬だったので少し厚手のストールを持っていきました。
荷物が減らせるし、ブランケット代わりにもなるので1枚持っておくと便利ですよ!!
あると便利なもの
2時間以内の近場だからと、私が持って行かずに後悔したものがあります。
- ボディクリーム
- 着圧ソックス
旅行の予定がまだ先であれば、是非持ち物リストに加えてくださいね。
ボディクリーム
妊娠中は肌が敏感になっているためか、いつもより乾燥しやすかったように感じました。
そのため、普段使っているボディクリームを持っていくことをおすすめします。



1泊の旅行なら、使う分だけサランラップで包んでいくと◎
使い終わったらそのまま捨てられるので、ボトルで持っていくよりも荷物を減らせますし、移動中に漏れる心配もありません。
着圧ソックス
移動中は休憩をこまめに取るようにしましたが、とにかく足が浮腫みやすくて移動中は辛かったです。
就寝時に履いておくだけでもかなり楽になるので、持って行くことをおすすめします。
実際にマタ旅をしてみて
いくつか楽しみにしていた予定を諦め、近場での旅行となってしまいましたが、安心して楽しめたので今でも思い出に残る旅行となりました。
また、子連れOKとしている旅館が増えてきたとは言え、まだまだ子連れはお断りとしている旅館が多いのも事実。
子連れ旅行を計画するようになった現在、妊娠中に温泉旅行をしておいて良かったと心の底から感じています。
何かと不安なことも多い妊娠中ですが、私が安心してマタ旅を楽しむことができたのは、きちんと主治医に相談し、注意点を守ったからこそ。


主治医の許可をもらっても、当日体調が優れないことだってあるでしょう。
しばらく行けないであろう夫婦2人きりでの旅行ですし、キャンセルせざるを得ないとなるといつもの旅行以上に残念な気持ちになってしまいますよね…。
直近のキャンセルともなれば、当然キャンセル料だってかかります。
しかし、キャンセル料で旅行代金を全額取られようとも、お腹の赤ちゃんと母親の命には代えられません。
少しでも体調が悪い場合は絶対に無理をしないでください。
主治医に相談のうえ、上手にリフレッシュしてきてくださいね!!
あなたのマタ旅が幸せな思い出になりますように。