妊娠中は近場の温泉でのんびり過ごす小旅行(いわゆるマタ旅)を楽しんだ私。
実は妊娠が発覚した時、楽しみにしていた予定がいくつかありました。
渋温泉、銀山温泉、年末年始の伊勢神宮。
特に渋温泉と銀山温泉は何年も行きたくて、ようやく予約が取れた金具屋と能登屋旅館。
何とかして行けないものかと主治医に相談しましたが、マタ旅の危険性を知り、結果的にはすべての予定をキャンセルすることに…。

しかし、賛否両論あるマタ旅ですが、少なくとも私の主治医はマタ旅自体は否定しませんでした。
晴れて旅行の許可が出たら気を付けることは何でしょうか?
この記事では実際にマタ旅をした私が、妊娠中の旅行を安心して楽しむための注意点をまとめました。旅行計画を立てる際に活用してくださいね♪
旅行の時期は安定期がベスト
旅行計画を立てるにあたって、妊娠中の旅行はいつなら行っても良いのか気になりますよね。
旅行の時期はあなたの体調と主治医の判断にもよりますが、一般的に安定期と呼ばれる5~7か月(16~28週未満)がベストです。
妊娠初期は流産しやすい時期ですし、つわり等で体調も不安定。
つわりが比較的軽かった私でもご飯が食べられない日があったりと、日によって体調の変化が大きかったので、この時期は旅行を楽しめないと思います。
また、妊娠後期はお腹が張りやすくなると言われているので避けるようにしましょう。
注意していただきたい点は、
安定期=何をしても安心という意味ではない
安定期はあくまでも妊娠初期に比べて流産の可能性が低くなる時期というだけ。
妊娠中は何があってもおかしくない状態であることを忘れないようにしてください。
旅行計画を立てる際の注意点
安定期がベストと言っても、妊娠前のような旅行計画を立てて良いわけではありません。
妊娠中の旅行は注意しなければならないことがいくつかありますので、詳しく解説していきます。
海外はおすすめできない!旅行先は近場で
国によっては高額な医療費がかかる海外旅行。
海外旅行保険に加入していても、妊娠に関する医療費の補償はしてもらえない場合がほとんど。
中には妊娠初期であれば妊娠に関する異常でも補償される保険がありますが、どんなに旅行慣れしている人でも現地の言葉で自分の身体の状況を正確に伝えることは難しいと思います。
費用面はもちろんのこと、急なトラブルに対応できないという点からも妊娠中の海外旅行は避けましょう。
また、国内旅行ならどこへでも行って良いわけではありません。妊娠中の体調は自分でも予測がつかないもの。
夫婦で相談した結果、我が家は旅行先で何かトラブルがあってもすぐに帰れるように
日帰りできる距離=いつも通っている病院から2時間以内
を目安に旅行先を選びました。
無理は禁物。ゆったりとした旅程組みを
実際に私が経験したことなのですが、近所のショッピングモールに行くだけでも疲れてしまうことがありました。
その時は幸いにも夫が私の様子に気が付いて、休憩しようと声を掛けてくれましたが…
妊娠中は自分で思っている以上に体力がありません。
近場でもやはりお出かけとなるとテンションが上がるもの。旅行ならなおさらでしょう。
気が付かないうちに無理をしていることもあります。
疲れていると感じなくても休憩はこまめに取るようにして、スケジュールは詰め込みすぎないよう、ゆったりとした旅程組みをしてください。
パッケージツアーは避けて個人旅行を
パッケージツアーは添乗員さんがいるから安心というメリットもありますが…
慌ただしいスケジュールで組まれていることが多く、無理をしてしまいがち。
また、妊娠中はトイレが近くなるので、移動中自由にトイレに行けないパッケージツアーはおすすめできません。
移動手段は車か電車がおすすめ
飛行機は気分が悪くなっても途中で降りることはできないため、移動手段は自家用車か電車がおすすめ。
妊娠中は血栓症にかかりやすいと言われており、同じ姿勢で長時間過ごさなければならない移動は身体に負担がかかります。
私は両方利用しましたが、どちらもこまめに休憩するように心がけました。
安定期に近場でゆったりとした旅行計画を
主治医の許可が出たからと言って、妊娠前のような旅行計画を立てるのはNG。
身体に負担がかからないような旅行計画を立てるようにしましょう。
- 安定期がベスト
- 無理のないゆったりとした旅程組み
- 旅行先は近場で
マタ旅を安心して楽しむためには、以上3つのポイントを押さえておくこと。
あなたのマタ旅が素敵な旅行になりますように!!