日光といえば有名なゆば。
京都や奈良では湯葉と表記されますが、日光では湯波と書くのはご存知でしょうか。
製法に違いがあり、京都や奈良の湯葉は膜を1枚で引き上げるのに対し、日光の湯波は二つ折りにして引き上げるのだとか。
そのため、日光の湯波はボリュームがあります。
そんな日光の湯波を絶品懐石料理で味わうことのできる、『日光 星の宿』をご紹介!!
世界遺産に登録されている日光東照宮からは徒歩圏内なため、参拝が目的であれば宿泊をおすすめしたいお宿です。
『日光星の宿』宿泊レポート
神橋からすぐ近くにある星の宿は、老舗の日光金谷ホテルの隣にある3つ星ホテル。

東照宮への参拝で歩き疲れた身体をゆっくりと休めることができるお宿です。
落ち着いた雰囲気のロビー。
チェックインの際に、ゆずジュースをいただきました。
暑い季節にさっぱりとした冷たい飲み物を用意していただけて、とても嬉しかったです。
お部屋
今回宿泊したお部屋はスタンダードな和室。
お部屋にお風呂はついていません。
観光地として賑わっている日光でありながら、ひぐらしの鳴き声と鳥のさえずりしか聞こえない、とても静かなお部屋でした。
お部屋からの景色も良く、豊かな自然に癒されます。
お部屋には浴衣とタオル、簡単なアメニティが用意されています。
小さな袋は、メイク落とし・洗顔料・化粧水・乳液。
最低限のものは用意されているので、宿泊時の持ち物は着替えのみで大丈夫です。
お風呂
日光 星の宿では日帰り入浴も可能です。
温泉分析書を見つけることができなかったのですが、泉質はpH9.5のアルカリ性単純泉とのこと。
少しぬるめのお湯はさらっとしており、可もなく不可もなく…。温泉好きの方なら物足りないと思います。
半露天風呂状態で、お風呂からの眺めは最高でした。
【画像引用】日光星の宿HP
実は窓を開け放たれている状態だったようで、寒い時期になると窓を閉めて内湯になるのだとか。
2人くらいしか入れないとても小さいものですが、露天風呂もありました。
気になる点としては、脱衣所が汚かったこと。
宿泊者のタオルの色と違うので、恐らく日帰り入浴の方だと思いますが…
脱衣所の洗面台には、使ったのか使っていないのかわからないティッシュ等のごみが散乱。
床には使用済みのバスタオルが数枚落ちており、とても気持ちのいいものではありませんでした。
もう少し定期的に清掃に入っていただきたいというのが本音です。
また、湯上り処は臭いが気になり、あまりゆっくりできませんでした。



温泉が目的であれば、少し頑張って奥日光まで足を運んだ方が良いと感じました。
食事
夕食・朝食ともに『宵むらさき』という食事処でいただきます。
夕食時にはライトアップされた四季折々の日本庭園もお楽しみいただけますと記載がありましたが、通していただいた場所は2つしかない半個室。
気を利かせてくれたのだと思いますが、半個室であったが故に庭園が全く見えなかったことは残念でした。
朝食時に少しだけ見ることができた庭園。
テーブル席であればこの素敵な庭園を見ながら、食事をいただけます。



見えないのなら庭園が見えるお部屋を選んでおけば良かったです。
しかし、お料理の味は格別!!
今まで食べた旅館の食事の中で、一番私の好みの味付けだったと言っても過言ではありません。
一部だけ紹介しますね。
夕食
お宿の自慢である、ひきあげ湯波から始まる湯波尽くしの懐石料理。
2~3枚のひきあげ湯波を楽しんだ後は、にがりを入れておぼろ豆腐にしていただきます。
刺身湯波も美味しかったです。
写真の他にもまだまだお料理がありました。
朝食
朝食は写真の他にも一部バイキング形式となっています。
夕食も朝食もボリュームたっぷりで、大満足でした。
日光東照宮への参拝が目的ならおすすめ
色々と文句を書いてしまいましたが、お風呂以外は満足しています。
スタッフさんはみなさん丁寧で愛想も良かったですし、良い意味で放っておいてくださるので、気持ちよく過ごせました。
また、お料理は味も量も申し分なく、東照宮への参拝時はまた立ち寄りたいと思っています。
こじんまりとしていますが、落ち着いた雰囲気が好きな大人の方におすすめ。
日光東照宮へ参拝の際は、『日光 星の宿』への宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。
アクセス
ホテル | 日光 星の宿 |
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住所 | 〒321-1401 日光市上鉢石町1115番地 |
電話番号 | 0288-54-1105 |
駐車場 | 無料駐車場有 (12台) |
送迎 | 有 宿泊者は日光駅まで迎えに来ていただけます(要TEL) |
公式HP | https://www.hoshinoyado.com/ |