山梨で日帰り温泉といえば、やっぱりほったらかし温泉。
朝は日の出、日中は目の前に富士山が見え、夜になれば甲府盆地の夜景が眼下に広がるまさしく絶景温泉です。

ほったらかし温泉へ車で向かう際、一宮御坂(いちのみやみさか)ICを降りて目に入ってくる石和温泉の文字。何と読むかご存知でしょうか?
いさわおんせんと読みます。
石和温泉は昭和36年にブドウ畑で湧き出した、比較的新しい温泉観光地。
新宿から特急で1時間半というアクセスの良さで、多くの観光客でにぎわっています。
今回はそんな石和温泉のお宿、くつろぎの邸くにたちへ宿泊してきましたので、レポートしたいと思います。
チェックイン
いつもなら車&日帰りで行くような立地ですが、今回は母との旅行なので初めて電車で向かいました。
この日は中央線の人身事故の影響で、予定よりも1時間遅れで石和温泉駅へ到着。
ランチでほうとうを食べようと思っていたのですが、諦めてそのままお宿へ。
ほとんどのお宿が15時チェックインの中、くにたちでは14時からチェックインが可能。
お宿へ到着すると、鯉が泳ぐ立派な中庭が出迎えてくれました。
お庭では鯉のえさが100円で販売されているので、えさやりができます♪
チェックイン時の飲み物は梅こんぶ茶。
建物は若干古さを感じますが、すべて畳敷きで気持ち良い!
館内のあちこちに置いてある苔玉に癒されます。
お部屋
今回宿泊したのは瑠璃というお部屋。
16畳の広々としたお部屋にはベッドが2つ。
お部屋には2人で入っても十分な広さの露天風呂が付いています。
お部屋に備え付けの冷蔵庫の中の飲み物は自由に飲んでOK!
2口程度で飲み終わってしまいそうな小さなビールも入っていました。
アメニティ
お部屋には作務衣とタオルが用意されています。
お部屋に備え付けのメイク落とし・化粧水・乳液はすべて雪肌精。
シャンプー・トリートメントはスティーブンノルが用意されており、KOSE信者の私としては嬉しかったです。
館内設備
館内にはマッサージチェアが用意されており、無料で利用可能。
また、19時までと時間は限定されていますが、湯上り後のドリンクサービスもありました。
他のお宿と違う点としては、貸出品が充実していることでしょうか。
サイズ豊富な浴衣や枕はもちろん、アロマディフューザーまで貸出品として用意されています。
驚いたのはネイルコーナーがあること。マニキュア等を自由に利用することが可能です。
石和温泉
泉質はアルカリ性とのことですが、とろりとした湯触りは感じられず…。
熱めのお湯で私好みの温度でしたが、源泉のかけ流しではないためか身体もあまり温まらず、可もなく不可もなくといった印象を受けました。
大浴場
大浴場は夢ざくらとつきの湯の2つ。
男女入替制なので、きちんと両方利用できるように配慮されています。
利用可能時間は5:00~10:00、13:00~25:00。
24時間入浴可能ではないのでご注意ください。
貸切風呂
くにたちには3つの貸切風呂があり、どのお風呂も空いていれば予約不要&無料で利用することができます。
利用可能時間は5:00~10:00、13:00~25:00。
風林
石でできた浴槽。
家族連れには狭いですが、2人で入るならちょうどいい広さのお風呂です。
火山
陶器でできた浴槽。
2人でも少し狭いと感じるかもしれません。滑りやすいので気を付けてください。
あかりの湯
3つある貸切風呂ですが、中でも私のおすすめはあかりの湯。
浴槽が2つあり、広々としています。
ベビーベッドやおむつ入れも置いてあり、家族での宿泊時は迷わずあかりの湯を選んでいただきたいです。
薬石浴
くにたちでは嵐の湯と呼ばれる薬石浴が有名です。
私は妊娠中のため入らなかったのですが、簡単に言えば岩盤浴。
利用時間は5:00~10:00と13:00~23:00。温泉とは利用可能時間が異なるのでご注意ください。



食事
ふじざくらという食事処でいただきました。
夕食
実際に足を運んで美味しい食事を楽しんでいただきたいので、一部だけ紹介させてください。
メインは甲州牛のしゃぶしゃぶをお願いしました。
お肉が柔らかくてとてもおいしかったです。
締めは鯛茶漬け。
食事が始まると同時にお釜でご飯を炊いていただけたのですが、男性スタッフの方がすごい勢いでご飯をかき混ぜていて笑ってしまいました。
自分でよそった際に感じたのですが、どう見てもお釜に対してしゃもじが小さいので、大きいものに変更した方が利用客もスタッフの方も混ぜやすいと思います。
朝食
多すぎず少なすぎずのちょうどいい量の朝食でした。
お料理に使用している味噌は自家製なのだとか。
個人的には前日にランチで食べられなかったほうとうも食べることができて大満足な朝食でした。
最大21時間滞在可能なくにたちで贅沢なひと時を
印象に残ったのは、随所に感じられるお宿の心遣い。
湯上り後のドリンクサービスや充実した貸出品など、宿泊客から見て嬉しいサービスばかりでした。
また、ロビーにはスタッフの方が常駐しており、何の不自由もなく過ごすことができました。
くにたちでは日帰り入浴で、嵐の湯と大浴場が利用可能ですが…
このサービスとおもてなし、食事の美味しさは宿泊でなければ味わえないもの。
最大21時間滞在が可能なお宿くにたちで、ゆったり贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
施設名 | くつろぎの邸 くにたち |
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住所 | 〒406-0024 山梨県笛吹市石和町川中島410 |
電話番号 | 055-263-2311 |