婚姻届は24時間365日受け付けてもらえますが、大変なのは婚姻届提出後の改姓手続き。
すべての改姓手続きを済ませるには平日に役所へ行く必要があります。
社会人が平日に役所へ行くとなると休みを取る必要があるので、できれば1日で済ませたいですよね。
半日で手続きを終えることができた私が、効率の良い結婚手続きの流れを紹介します。
当日までにやっておくこと
一つでも忘れると1日で済ませることができなくなる恐れがありますので、必ずリストアップしておきましょう。
婚姻届の作成
本人たちの記入の他に20歳以上の証人2名の署名と押印が必要ですので、ある程度時間の余裕を持って用意するようにしましょう。
私たちは交際を見守ってくれていた共通の友人に依頼しました。
結婚式での立会人もお願いする2人です。
戸籍謄本または戸籍抄本の入手
戸籍謄本=戸籍の記載の全部を転写した証明文書
戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)=戸籍原本に記載された者のうち請求者の指定した者について転写した証明文書
引用 大辞林 第三版
基本的に婚姻届を出す際は戸籍謄本が必要になります。
入籍する2人の本籍のある役所に婚姻届を出すのであれば、戸籍抄本でも問題ありません。
どちらも料金は同じ450円なので、よくわからない場合は戸籍謄本を取得しておけば大丈夫です。
私たちは本籍地が遠方だったため、郵送にて取り寄せました。
役所のHPからダウンロードした交付請求書と返信用封筒、450円分の定額小為替を入れて送ると1週間程で自宅に送られてきます。
新姓での印鑑取得
改姓手続きには何かと新姓の印鑑が必要になりますので、事前に用意しておきましょう。
時間の節約のためにもインターネットで購入することをおすすめします。
当日の流れ
8:30 最寄りの役所で改姓手続き
[timeline title=”役所での手続きの流れ”]
[ti label=”ステップ1″ title=”婚姻届の提出”]入籍日が平日の場合は、手続きと同日の提出で大丈夫です。[/ti]
[ti label=”ステップ2″ title=”世帯変更届の提出”]私たちの場合、同棲中は2人それぞれが世帯主になっていたので、世帯合併の手続きをする必要がありました。
引っ越しと入籍が同時の方はここで転入届を提出するとスムーズです。[/ti]
[ti label=”ステップ3″ title=”住民票の取得”]当日でも本籍地を記載した住民票を発行していただくことができました。
運転免許証の本籍・氏名変更の手続きの際に必要になるので、免許を持っている方は忘れずに取得しましょう。
必要に応じて婚姻届受理証明書も取得しておくと良いですね。[/ti]
[ti label=”ステップ4″ title=”マイナンバー通知カードの氏名変更”]記載内容の変更があった際は14日以内に市区町村に届け出て、記載内容を変更する必要があります。
住基カードを持っている方はここで一緒に指名変更も済ませてしまいましょう。[/ti]
[/timeline]
10:30 最寄りの警察署で免許証の氏名・本籍地変更
本籍地が記載された住民票が必要になります。
どの手続きでも免許証は身分証明として利用することができるので、一番最初に変更手続きを済ませるようにするとスムーズです。
11:00 銀行で銀行口座の氏名変更
私の利用している銀行は、銀行印・通帳・キャッシュカード・改姓を確認できる書類(免許証でOK)で改姓手続きが可能。
通帳はその場で新姓のものを発行していただけましたが、キャッシュカードは後日簡易書留で郵送されてきます。
新しいキャッシュカードが届くまでは古いキャッシュカードを利用することができました。

パスポートの変更手続きが必要な方は、婚姻届受理証明書を取得して午後に行ってしまいましょう!!
スキマ時間でクレジットカード・保険の氏名変更手続きを
役所や銀行ではかなりの待ち時間があります。
待ち時間を利用して、クレジットカード・保険の氏名変更手続きを進めましょう。
クレジットカードはネットから申請書の請求をして、届いた申請書に本人確認書類を添付して返送という流れが多かったです。
1ヶ月以内にやっておきたいこと
携帯電話の名義変更手続き
最寄りのショップで変更手続きを。
できるだけ早めに済ませておきましょう。
健康保険証・厚生年金の氏名変更手続き
会社員の方であれば会社の総務で手続きをしてもらえます。
結婚の記念に「婚姻届受理証明書」がおすすめ
婚姻届受理証明書の申請時に上質紙を選ぶと、賞状タイプで発行していただけます。
発行手数料として1,400円。
受け取りまでに2週間ほどかかりました。
婚姻届は手元に残りませんが、婚姻届受理証明書なら記念として残せるのでおすすめです。
我が家ではB4サイズの額縁に入れて飾っています。
自治体によっては可愛いデザインのところもあるので、提出先の自治体のHPを確認してみてくださいね。
最後に
私たちは同棲からの結婚だったので結婚の実感がわかないかな~と思っていたのですが、手続きを進める内に結婚したことを自覚できました。


細々とした手続きが多いように感じる入籍後の手続きですが、きちんと順番を考えれば効率よく終わらせることが可能です。
これから結婚する皆さんがスマートに手続きできますように。