妊娠発覚後、最初に困ったのは職場への妊娠報告時期でした。
一般的に妊娠報告は安定期に入ってから(16週以降)といわれますが、私が会社に妊娠報告をしたのは9週のとき。
「まだ初期なのに妊娠報告するなんて喜びすぎ。流産する可能性だってまだ高いのに…」
そんな声もよく耳にするので、安定期に入っていない状態での報告は正直不安でしたが、何かあっても職場の理解は得られるという点から早めに報告しておいてよかったと感じています。
安定期に入る前に報告を済ませた私の体験談とともに、報告時の伝え方と注意点をまとめました。
私の体験談がお役に立てれば幸いです。
職場への妊娠報告
デスクワークなので安定期まで待つのが理想と考えていましたが…
私が産休・育休に入る時期は年度の変わり目という最繁忙期。引継ぎをお願いするにも、まずは人員を確保してもらう必要がありました。
また、私は1年ほど前に子宮頸部高度異形成が発覚。円錐切除術という手術を受けています。


手術をしていない人よりも早産や流産のリスクが高く、早めに入院する可能性も捨てきれません。
何かあったときに困らないよう、病院から母子手帳をもらうように指示を受けた9週目で会社に報告することにしました。
他の社員には安定期に入ってから伝えてもらうようにお願いして、直属の上司にだけ報告しました。

伝え方と注意点
報告方法
一番最初に報告する人は必ず直属の上司。
妊娠を報告すると同時に以下のことも伝えるとスムーズです。
仕事を続けるのか?産休・育休は取得するのか?
妊娠はおめでたいことだけれど、上司としては部下が仕事を続けてもらえるのかは気になるところ。
仕事を続けるのか?産休・育休は取得するのか?
上司からは聞きづらい部分もあると思うので、自分からきちんと報告するようにしましょう。
産休・育休を取る場合、出産後のことも話しておけると安心ですね♪
引継ぎが必要な時期を伝える
産休・育休を取る場合でも、妊娠を機に退職する場合でも、あなたの仕事を引き継いでもらう必要があるでしょう。
場合によっては人員を確保する必要があります。



まだはっきりしていない状態で報告する際は、わかり次第すぐに伝えるようにしましょう。
通勤や業務内容の相談
通勤での満員電車や業務内容に不安がある場合は、報告と同時に相談しておきましょう。
私が通勤で利用している路線の混雑率は私鉄ワースト1位とも言われており、つわりの時期は体調が悪くなって途中下車することもしばしば。
気力だけで何とか通勤していましたが、耐えきれそうにない場合には通勤時間をずらしてもらうことも視野に入れていました。
前もって相談しておくと上司も対応しやすいですよ!
注意点
いつも通り冷静に過ごす
妊娠はおめでたいことですし、幸せな気持ちになってしまうのもわかります。
だからと言って喜びを全面に出しすぎないように気を付けてください。
職場にいる人たちの事情は人それぞれ。中には妊活中の人や流産している方もいるかもしれません。
知らぬ間に相手を傷つけないためにも、いつも通り冷静に過ごしましょう。
感謝の気持ちを忘れない
急に体調が悪くなって仕事を休んだり、体調が良くても仕事内容によっては部署を変えてもらうことがあるかもしれません。
そういった場合はすべて周りの人がサポートしてくれているということを忘れないでください。
決して当たり前だと思わないこと。
必ず相手には感謝を伝えるようにしましょうね。
妊娠報告時期に正解はない
安定期前の妊娠報告が避けられる原因として
安定期に入るまでは流産のリスクが高く、もし流産してしまったらその報告をするのも辛い
という点が挙げられると思います。
一方で、急な体調不良になって休みをもらう必要がある時や、入院しなければならない時。
あまり想定したくはありませんが、流産の場合は処置のために手術が必要なこともあります。
そう考えると、何かあった時の保険として会社に報告しておいた方が話はスムーズだという点で、安定期前の報告も一概に悪いとは言い切れませんよね。
以上のことから、こう言っては元も子もありませんが…
職場への妊娠報告する時期はあなたが決めることであり、何が正解だなんて答えはありません。
流産のリスクを考えるともちろん安定期まで待てるのが理想ですが、体調や事情によっては安定期を待たずして報告した方が良いと感じました。
中には安定期前の報告に否定的な方もいるかもしれませんが、妊娠中の体調や業務事情は人それぞれ違うもの。
自分と赤ちゃんの体を優先して、報告するタイミングを判断してくださいね。